こんにちは!毎日暑く夏も真っ盛りですが皆様お元気でお過ごし
でしょうか?
3s椛纒\の橘です
私は先日、京都の天の橋立に行ってきました。ひとしきり観光を
し、海水浴をしたまでは良かったのですが、夕食にあまのはしだてワイン
を飲みながら、ステーキを食べていると、思いがけず、固い肉が嚙み切れ
ず前歯を一本折ってしまいました。
実家(高岡)に帰り、すぐ歯医者に予約を取り、根から歯を抜いてもら
いましたが、止血し、麻酔が少し弱まってからも歯周辺のヒリヒリ、ジンジン
した感覚と共に夏の日の夕方をボーッと過ごしておりました
歯科医師の技術によってそれ以上過度に出血することもなく、明くる日
抜けた歯を眺めていると、ふと無性に電子音楽が聴きたくなりました。
早速、クラウトロックの祖、クラフトワークの1975・76年のパリ・
ロンドンでのライブCDをかけました。
朝とはいえ、太陽は昇り、障子戸からも日光がさんさんと差し込んで
きます。流麗なテクノ・ミュージックのSOUNDに心を委ねながら、遠くに
聞こえる蝉の音と音楽が一体化し、しばし幽玄境にいるような心持ちに
襲われます。
ひと夏で死んでしまう蝉たちの合唱は、夏の間の短期のクラフト・
ワーク(技術製造手仕事)をする派遣ワーカーたちの熱のこもった稼ぎっ
ぷりを連想させます。
フェアライトのような明るさと夏のカラーズが頭や耳に重なる瞬間
自分がどこかイビザ島やルーマニアのママイアにでも行ってレイヴで
踊っているようなループ感の中、そして最後の曲『アウトバーン』が
終わりました。
一つのギルドの終焉、そしてまた新たなギルドの興隆・衰亡ーーー
ツンフト闘争ではありませんが、クラフトワークのエレクトロな
ジャーマンサウンド、それに重なり遠く響く蝉の音から人の世の、
人生の儚さを、今夏偲んでおります。
2022年08月02日
クラフトワークの夏
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posted by 3s at 07:31
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| 青い熊の心情
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